世界の台風(タイフーン)・ハリケーン・サイクロンの比較…‼️
世界の各地で発生する台風(熱帯低気圧)は、
地域ごとに様々な呼び方をされていますが、
それらの違いを比較してみました。。
日本を含む北西太平洋・アジアで、
台風またはタイフーン(typhoon)と呼ばれている現象は、
アメリカなどの北中米ではハリケーン(hurricane)、
その他の地域ではサイクロン(cyclone)と呼ばれています。。
そのどれもが熱帯低気圧の構造を持っているという意味では、
これらは地域を問わず同一の気象現象に分類できます。。
では「台風」と「ハリケーン」は、
発生する地域が違うだけで全く同じものなのかというと、
そうとも言えません。。
台風とハリケーンの違いは、
実は地域だけではなく強さにもあります。。
ここで北西太平洋地域でハリケーンに相当するものを、
「タイフーン」と呼ぶことにしましょう。。
強さに着目した場合、
ハリケーンとタイフーンは同じものなのに、
タイフーンと台風は違うもの、
ということになります。。
ますますややこしくなってしまいましたが、
ハリケーンとタイフーンとの違いは地域の違い、
タイフーンと台風の違いは強さの違いということになりますね。。
大規模なサイクロンの地上付近の回転方向は、
北半球では反時計回り、
南半球では時計回りと常に決まっています。。
一方こうして地上付近で中心に吹き込んだ風は、
上空では周囲に吹き出していきますが、
その回転方向は地上付近とは逆に、
北半球では時計回り、
南半球では反時計回りとなります。。
このような回転方向は、
「コリオリの力」とよばれ、
地球上の気体に働く見かけの力によって決まっています。。
渦巻の方向が逆になっています。。
このように台風は反時計回りのものしか存在しないのに対し、
ハリケーンとサイクロンは反時計回りと時計回りの、
両方の回転方向のものが存在することになります。。
一方竜巻のような小規模なサイクロンの渦巻の方向に関しては、
コリオリの力の影響が他の力(遠心力等)と比べて相対的に小さいために、
理論的にはどちらの回転方向もありえることになります。。
ですが実際に調べてみた結果では、
大規模なサイクロンと同じ方向になる場合が多いようです。。
余談ですが、
さらに小さな渦巻である、
排水口から流出する水流に生じる渦巻などに対しては、
コリオリの力は他の力に比べてさらに弱くなります。。
したがってコリオリ力が主な原因となって、
北半球と南半球とで渦の回転方向が逆になるというケースは、
ほとんどないと言えるでしょう。。
回転方向がもし逆になったとすれば、
それはたまたまである可能性が高いと言えます。。
今月は、
地球温暖化による海水温の上昇で、
最近は巨大化する台風についての予備知識について述べさせて頂きました。。
多くの風水害で被災された地域や方々に、
滋賀県理学療法士会の災害対策部にて活動させて頂いている身として、
この場をお借りしてお見舞いとお悔やみを申し上げます。。
一日も早い復旧・復興を願うばかりです。。
弊社は今月も、
自立支援と業務改善・人材育成に邁進させて頂きます。。
ブログ | 2024.10.07