フレイル予防講座…‼️ ②
前回に引き続き、
フレイル予防市民講座での講師依頼で作成しました、
フレイルについて学ばせて頂きました内容の掲載です。。
二回目の今回の内容は…
②フレイルを構成する3つの要素
です。。
~身体的な衰え~
身体的な衰弱としては、
まず筋肉量の低下が挙げられます。
特にお腹や背中などの体幹筋肉、
ふくらはぎなど足の筋肉量の減少が顕著です。
筋肉量が減ることで歩きづらくなったり、
転倒の危険性が高まります。
免疫力が低下し、
血糖値の管理が難しくなる、
というような問題も出てくるでしょう。
また…オーラルフレイルといって、
口腔機能の低下も起こります。
食べ物が噛みづらくなったり、
食べこぼしなどが増えたりすることが増え、
悪化すると嚥下障害や摂食障害に進行します。
~心理・精神的な衰え~
心理・精神的な衰えとして、
認知機能の低下があります。
・記憶障害
・失語–失行–失認
・遂行機能障害
などが起こる状態です。
いわゆる物忘れや、
物の名前がなかなか出てこない、
計画立てて物事を進められない、
といったようなことから始まり、
進行すれば認知症と診断されます。
また心理的な衰えの症状として、
うつ病を発症する場合もあるので注意が必要です。
初期段階は
「ボーッとする」
「落ち着きがなくなる」
などの変化が見られる場合が多くなります。
~社会性の衰え~
社会性の衰えというのは、
人や社会とのつながりが減っていくことです。
人との会話や交流、
社会とのつながりがなくなってしまう事によっても、
フレイルは進行していき、
心身が健康であっても安心とはいえないので、
注意が必要です。
定年退職や配偶者との死別で、
一人で過ごす時間が増える高齢者は多くおられます。
また今であれば、
新型コロナウィルスによって、
以前よりも人と会う機会が減っている現状があり、
深刻化しています。
健康的に生きる意欲にもつながるため、
高齢者の社会性を維持することは、
とても重要と考えられます。
次回は、
③フレイルを予防・改善するには
についてです。。
お楽しみに。。
この情報が自立支援と業務改善に繋がりますよう願っております。。
ブログ | 2022.03.26